英語圏である南アフリカは、格安で留学ができる人気の場所。ヨーロッパをはじめ、世界各国から人が集まっています。
南アフリカは新興国に含まれており、都市部ではモール、スーパー、レストラン、カフェなど生活環境が整っているのも良い点です。
というわけで、今回は(意外と知られていない!?) 南アフリカでの留学オプションについて紹介します!
もくじ
先に結論…
この記事の内容先取り!
<南アフリカへ留学するメリット>
- コスパよし!
- 英語圏かつ英語学習者にも優しい環境
- ユニークな経験ができる
- 過ごしやすい生活環境が整っている
- 観光スポットもたくさん!
<ロケーション>
- 都市部。特にケープタウンがおすすめ。
<留学の種類>
- 語学留学
- ボランティア/インターンシップ
- 学部留学 (交換留学/セメスター留学) *ただし正規留学はトリッキー*
- 大学院留学 (正規/研究留学)
南アフリカで留学するメリット
まずは、南アフリカが留学に向いている理由についてです。
比較的安く留学ができる場所
留学でメジャーな国は、どうしても費用が高くなってしまうのが留学生の悩みのタネ。
それに比べて、南アフリカでは留学費用が安く抑えられるところがメリット。長期留学を計画している人にもおすすめです。
また、発展している国なので生活がしやすいのも良いところです。
英語学習者に優しい環境
「現地の言葉が話せないと不便なのでは?」と心配される方もいるかと思います。
結論から言うと、南アフリカでは英語が話せれば問題なく暮らせます。
案内や表示なども全て英語で書かれています。人種が混ざった時に使う言葉は、公用語の英語です。
また、南アフリカでは“英語が第二外国語”の人たちが多くいます。彼らも最初は英語に苦労したはずなので、英語が少し苦手でも、文法が違っていても、流暢に話せなくても特に気にされません。
人とは違う留学経験が得られる
南アフリカは様々な人種と文化が混ざった国。
「人と違った面白い体験がしたい」と思っている人に向いていると思います。また、南アフリカでの留学は「他の人とは違う価値観や観点」をたらしてくれます。
“アフリカ”だけど過ごしやすい
アフリカ諸国の中でも一番発展している南アフリカ。ファーストフード、レストラン、スーパーが沢山あり、生活には困りません。もちろんクレジットカードも使えます。
「生活しやすい」という意味では、初めてのアフリカ体験(生活)にもってこいの場所だと思います。
観光スポットもたくさん
私は南アフリカで有名な観光地のケープタウンで過ごしていますが、観光スポットが沢山あるので長期間滞在しても飽きません。
留学の場所(都市)はどこがいい?
南アフリカの3大都市はヨハネスブルグ、ケープタウン、ダーバン。
ヨハネスブルグへはTOEFLの受験に何度か、ダーバンでは3年近くの高校生活を過ごし、今はケープタウンに留学しています。
3つの都市を見てきて思うのは「留学は断然ケープタウン!」ということ。
ヨーロッパからの観光客が避暑地として訪れるなど、ケープタウンは街・自然・多様性がみごとに融合している美しい都市です。
留学の種類
肝心の留学の種類についてです。
留学といっても語学留学、ボランティア、大学(学部/大学院)など、さまざまなプランが考えられます。
語学留学
言語学習には、英語環境に身を置くことが一番効果的です。各国から集まる仲間と知り合うことで、異文化を学ぶ経験も得られます。
語学学校は南アフリカの都市部、とくにケープタウンに多く位置しています。
ケープタウンにあるメジャーな語学学校を下に挙げました。クリックすると各学校のHPに飛ぶので、自分のプランと予算にあうものを探してみてくださいね。
ケープタウンにある語学学校の例
ボランティア/インターンシップ
ボランティアやインターンシップは「語学学習+社会奉仕」という一石二鳥なプラン。
英語中級者〜上級者に向いています。将来のプランに関連付けたプログラムを探してみるのがいいかと思います。
また、南アフリカでのおすすめのプログラムを載せているサイトがあったので、参考までに。
私の一押しは野生動物保護の活動に参加するインターンシップ。南アフリカならではな経験ができること間違いナシです!
その他、環境問題に関する活動、教育支援の活動など様々なプログラムがあるので興味がある人はぜひ調べてみてください。
「ボランティア/インターンシップ」と書いてあっても、参加者側がお金を払って行くプロジェクトも多いようです。素人がその道のプロに仕事を教えてもらいに行くというスタンスのようですね。
学部留学 (交換留学)
「南アフリカの大学で勉強したい!」と思う学生もいるかと思います。
一部の日本の大学では、南アフリカの大学への交換プログラムが実施されています。
交換留学を実施している大学の例 (Saori氏の調査結果)
- 東京大学 → ケープタウン大学 詳細はコチラ
- 創価大学 → ウィッツウォータースランド大学 詳細はコチラ
- 早稲田大学 → ケープタウン大学 / ステレンボッシュ大学 詳細はコチラ
- 上智大学 → プレトリア大学 / ステレンボッシュ大学 詳細はコチラ
などなど。他にもあったら是非教えてください。
交換プログラムの場合、休学扱いにならないというメリットがあります。
学部留学 (短期留学/セメスター留学)
交換留学ではなく、休学という形で海外の大学に留学することも可能です。
南アフリカの大学に留学する場合、大学2-3年生の時期を使って留学するのがベストだと思います。理由は下の正規留学(学部生)の場合に述べます。
ちなみにケープタウン大学が提供している、セメスター留学についてのサイトはコチラから。
ケープタウン大学のセメスター留学で勉強できるコースの例
- Gender, sexuality and politics
- African dance
- Crime and deviance in South African cities
- Contemporary urban challenges
- International trade and finance
- Economics of conflict, war and peace
- Legal pluralism, religion, culture and human rights
- Law, development, labour and social policy
学部留学 (正規留学)
正規留学とは入学/卒業(学位取得)を目的にした留学のことです。
「日本の高等学校を卒業し、南アフリカの大学へ学位取得を目的に進学する人」が正規留学にあてはまります。
ここで、正規留学に関して注意するべき重要な点があります。それは、
「日本の高等学校を卒業後、ストレートで南アフリカの大学に入学することは不可能」なんです。
理由は、南アフリカのMatriculation Boardが定める、高等教育を学ぶ人が満たさなければならない条件です。日本の場合は、「高等学校の卒業証明、および4年制大学の1年目の単位」が必要条件となっています。
これを踏まえ、高校を卒業した日本人が南アフリカの大学(学部)に入学するには
① 日本の4年制大学に入学し、1年目の学位を取得してから南アフリカの大学へ正規留学する(受験勉強にかかるお金がもったいない…?)
または
② 南アフリカにある“コミュニティー カレッジ”とよばれる学校に通い(1年ほど)、大学入学に必要な単位を取得して進学する
の2択が考えられます。ちなみに②の方法は、実際にこの方法で南アフリカの大学に入学した友人から聞いたものです。
また、その他の手段としては、
③ 交換留学や、セメスター留学に切り替える
④ 修士課程/博士課程で正規留学する(学部生とは必要項目が異なるため)
などが挙げられます。
大学院留学 (研究留学)
留学先の研究室のボスから許可が得られたら、留学することも可能です。留学の期間は所属先および留学先のボスとの話し合いで決めるのが一般的です。
大学院留学 (正規留学)
大学院への正規留学は、英語のスコア、大学の成績、所属する研究室等のボスからのオファーが必要です。
私(理系)の場合はResearch Proposalという研究内容を記したエッッセーも提出する必要がありました。学部によっても必要な書類は異なるので、詳細は大学のサイトをご確認ください。
また、ケープタウン大学 大学院への入学の流れについては、別の記事に書いています。
留学の期間はどうしたらいい?
正規留学以外は、滞在期間を決める必要があります。一つの目安は、ビザ申請をしなくていいか否かです。
3ヶ月以内の滞在はビザ申請の必要なし
日本のパスポートを所持している人は、3ヶ月以内の滞在の場合、ビザ申請は必要ありません。
留学で英語がどれだけ身につくかは、個人の努力次第。ただ海外に住むだけでは意外と英語のスキルは身につきません。お金と時間を無駄にしないためにも心して挑んでくださいね。
3ヶ月以内の滞在の場合は大使館へビザを申請
自分の経験から言うと、がっつり英語を伸ばしたいのなら1年以上の長期留学がおすすめです。
南アフリカに3ヶ月以上の期間滞在をする場合は、ビザの申請が必要です。学生ビザの申請について注意点を含めて記事を書いています。
おわりに
以上、南アフリカでできる留学オプションについてでした!
この記事のまとめ
<南アフリカへ留学するメリット>
- コスパよし!
- 英語圏かつ英語学習者にも優しい環境
- ユニークな経験ができる
- 過ごしやすい生活環境が整っている
- 観光スポットもたくさん!
<ロケーション>
- 都市部。特にケープタウンがおすすめ。
<留学の種類>
- 語学留学
- ボランティア/インターンシップ
- 学部留学 (交換留学/セメスター留学) *ただし正規留学はトリッキー*
- 大学院留学 (正規/研究留学)